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【ライブ】東京では3年ぶり、浜ローズ競演! 「水谷千重子の宴ジョインコンサート 明治座」

(初出:24/08/05)

かつては「北陸のひばり」と呼ばれ、二葉菖仁の秘蔵っ子演歌歌手である水谷千重子。先日、芸能生活50年にして、二葉菖仁音楽出版から創立115年目を迎えた演歌の老舗コロムビアレコードに移籍を発表したばかり。

8月2日(金)にコロムビアレコードからの第1弾リリースとして、盟友・浜ローズとの幻のデュエット曲「まそおの月」と、水谷千重子の新境地となる歌謡曲「あまえたって駄目さ」を配信。

「まそおの月」は約30年前のバブル絶頂期にリリースが決まっていたものの、水谷千重子と浜ローズが距離を置くきっかけとなったあの“赤坂の乱” の影響でリリースが中止、幻のデュエット曲となっていた。

2021年の水谷千重子の明治座公演にて共演を果たしたことにより、長年の沈黙を破り再び動き始め、3年の月日を経て8月2日、配信リリースとなった。

「あまえたって駄目さ」は二葉菖仁の一番弟子・二葉慶太郎による最新楽曲で、現代社会に光を灯す内容の、水谷千重子にとっては新境地となる歌謡曲となっている。

そしてこの度、水谷千重子は8月3日(土)に東京・明治座にて『水谷千重子の宴ジョインコンサート』を開催し、浜ローズと3年ぶりの競演で「まそおの月」を歌唱した。

「あまえたって駄目さ」のジャケットにもなっている「BAKAITTERU」と入ったモノグラム風の着物で「今日はようこそ!」と挨拶しながらステージに登場した水谷は、オリジナル曲「千重子のウインク」でステージをスタート。

ステージを左右に動きながら「曇りのち…」を続けて歌唱。
「みなさんようこそ。嬉しいですね。ありがとうございます。今回は明治座さんで初の宴ジョインコンサートということで、宴のようなコンサートをやりたいなということで、第1回目になります」
とあらためて挨拶すると、友人の友近が出演していた朝ドラ「ブギウギ」の主題歌「ハッピー☆ブギ」を歌唱。

その後、新曲に関して、
「さて、次はなんと昨日配信が始まった『あまえたって駄目さ』を披露させていただきたいと思います。この曲はすごく強い女性の曲で、あーだこーだ裏で文句言うんだったらそこで立ち向かって、世の中ちゃんと生きていこうよというメッセージが込められた曲でございます」
と紹介して、配信したばかりの「あまえたって駄目さ」を歌唱。

「ちょっとかっこいい曲調でしょ。二葉慶太郎先生にちょっと強い女性の曲を書いてくださいとお願いしたら、とてもイメージ通りの曲ができたんで、大事に歌っていきたいと思います」と話した。

その後、さらにダンサーを従え、KUWATA BANDの「スキップビート」を歌唱して前半が終了。

さだまさしとのジョインをエンジョイした後の中盤、
「昨日、新曲がリリースされて、配信が始まったその歌を歌いたいと思いますから、呼び込みたいと思います。浜ローズちゃんどうぞー」
とマツコ・デラックス似の浜ローズを呼び込むと、ローズは黒のシルクの衣装でステージに登場。

水谷は
「浜ローズが千重子のところに来てくれるのはすごいことなのよ」と話すと、ローズも「そうなのよ、30年間口をきいてなかったのよ」
と水谷とともに水谷のデビュー20周年パーティーで起こったトラブル「赤坂の乱」のことを説明。

会場の赤坂プリンスホテルをニューオータニと勘違いし。不機嫌のまま会場に来た浜ローズに水谷が怒ってマイクで浜ローズの頭を叩いた一件を披露。

ローズは
「それで50周年を機に呼んでくれたわけよ」と競演のきっかけを説明。その後、浜ローズは「初めて人前で歌う曲」と紹介して、「真夜中のドア~Stay with me~」を披露。

水谷が再登場すると、浜ローズが客席のペンライトをオレンジ色にしようと呼びかけ、客席のペンライトが全部オレンジ色になると、水谷が、
「配信が始まったばかりだから、ぜひ聴いてください。浜ローズちゃんとのデュエット曲です」
と紹介し、二人は息の合った歌唱で「まそおの月」を歌唱。

水谷は、
「でもリリースした後に歌えるのは気持ちいいわね。みんなが少しでも知ってくれているから」
と感想を話した。

浜ローズも
「聴いてない人は今日帰ったらすぐに、娘さんや息子さんやお孫さんにやり方を聞いて聴いてね」
と促した。

ステージはその後、サンドウィッチマンの伊達みきお似の萬みきおとのジョインなどもはさみ、本編を終了。

その後、大きな拍手によってアンコールに登場した水谷千重子は、
「千重子は福井県出身で越後前舞踊という喜びの舞いがあります。焼き豆富を持って踊ります。そのあと、豆富開きをしたいと思います」
と、焼き豆富をもって越後前舞踊を舞ったあと、観客の健康とご多幸を祈って豆富開きを披露。

アンコールの後は、
「皆さんが応援してくれるのであれば、また2回3回とこのコンサートも続けていきたいと思います。そしてまたこの明治座に戻ってきたいと思います。合言葉は『I’ll be back!』。皆さん今日は本当にありがとうございました」
と御礼を述べ、1,500名の観客を沸かせて幕を閉じた。

「水谷千重子の宴ジョインコンサート」は、翌8月4日(日)に東京・明治座、 8月31日 (土)と9月1日(日)に大阪・新歌舞伎座、10月26日(土)と27(日)に、愛知県芸術劇場大ホールにて開催される。

■リリース情報(2曲同時配信):
2024.08.02 リリース

「まそおの月」
水谷千重子×浜ローズ
作詩・作曲 二葉慶太郎
COKM-45272
▽配信
https://MizutaniChieko.lnk.to/masoonotsuki

「あまえたって駄目さ」
水谷千重子
作詩・作曲 二葉慶太郎
COKM-45281
▽配信
https://MizutaniChieko.lnk.to/amaetattedamesa

■水谷千重子 プロフィール:
幼少時に飛び入り出演した「歌まね生一本」でグランドチャンピオンとなり、番組の審査委員長でもあった二葉菖仁の目に留まり芸能界入りを果たす。少女時代の水谷千重子はその抜群の歌唱力から“北陸のひばり”と呼ばれ数々の大会を荒らす存在に。
デビュー曲「万博ササニシキ」は大ヒットとなり、その後も「スコッチがお好きでしょ」「ミズチエルンバ」などで数々の音楽賞を受賞。
現在も演歌とJ-POPの架け橋的存在として幅広く活動。47都道府県『ありがとうコンサート』の他、音楽フェス『キーポンシャイニング歌謡祭』を開催。
2019年 『水谷千重子50周年記念公演』明治座(初座長公演)。
2021年 『水谷千重子50周年記念公演』明治座・博多座(初座長公演)。
2023年 『水谷千重子50周年記念公演』明治座・博多座。
▽水谷千重子 日本コロムビア Official HP
https://columbia.jp/mizutanichieko/

■浜ローズ プロフィール:
千重子とは縁もゆかりも親交も確執もある演歌界の大物。超大型新人として千重子と同時期にデビューし「なにさ」の流行語で一世を風靡したことも記憶に新しい。バブル絶頂期にあの“赤坂の乱”で千重子とは距離を置く存在に。時をまつこと 30年…2021 年の明治座での共演は演歌界の大事件と報じられた。

音楽体験 ※記事|提供:ジェイタメ

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