(初出:22/07/12)
7月9日(土)、10日(日)に代々木公園イベント広場にて、海を愛する人たちのためのオーシャンフェスティバル「OCEAN PEOPLES」が開催された。
会場には多彩なビーチマーケットやビーチフードが集結し合計73店ものブースが並んだ。フードエリアではタコライスやチキンオーバーライス、ガーリックシュリンプをはじめ多数のフードも堪能でき、マーケットエリアではビーチファッションやビーチグッズが揃うのはもちろんのこと、他にもビーチでのゴミや漂流物を使ったクラフト体験ができたりと、大人はもちろんのこと子供まで楽しめるコンテンツが揃った。
夏本番を前に海の楽しさを存分に感じられ会場には、カップルから親子、友人同士など様々な海を愛する人たちが来場した。
OCEAN PEOPLESならではの、渋谷の中心で豪華アーティストによる無料ライブが行われた。初日は、日本における女性ボーカリストの先駆者でもあり、ウニキ・クムフラでもあるSandiiのライブからスタート。まるで南国にいるかのようなゆったりと通る歌声に、大人から子供のフラダンサーによるパフォーマンスを披露した。
次に登場したのはルーツにアジアや欧米など多国籍のアイデンティティを持つシンガーソングライターSincere。繊細でハートフルな歌声で会場を包み込んだ。
次に登場したのはシンガーソングライターの新旗手として大きな注目を集めるUEBO。バンドセットによるチルアウトなライブを披露し、来場者は自然と身体を揺らして盛り上げる。
続くBlue Vintageはアップテンポな楽曲からレイドバックな心温まる楽曲まで、海の風を感じる唯一無二のサーフ・ポップスを披露。
最後のステージに登場したのは伸びやかな歌声でジャンルを問わず様々な方面から注目を集めているRickie-G、夕暮れの時間から始まったライブはRickie-Gらしいチルアウトなライブを披露。最後はアーティストと会場の雰囲気が一つになり初日のステージを締め括った。
2日目は湘南出身のシンガーソングライターのさらさのライブからスタート。ゆったりな曲調に、低くも力強い声で独特なグルーヴを表現。
2組目は国内外問わず活躍するインストバンド Yasei Collective。ストイックで秀逸な演奏で音好きをも唸らせるステージで観客を魅了。
続いて、南カリフォルニア育ちの感性で独特な音楽が人気のMichael Kanekoが登場。ギターのスキルはもちろんのこと、ウィスパーつつも芯のある歌声は会場を盛り上げた。
2日間の大トリを飾るのは七尾旅人。コントラバス演奏者 瀬尾高志を迎え躍動感はありつつも心地良い、ハートウォーミングなステージで、3年ぶりに開催されたOCEAN PEOPLESは幕を閉じた。