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【ライブ】ムロツヨシ、まさかの音楽フェス初出演!「ロッキン」が一瞬「ムロッキン」に!

Sony-Music-Artists

(初出:22/08/09)

ムロツヨシが初めて音楽フェスのステージに出演した。そのステージとなったのは、夏の風物詩となっている日本最大級の音楽フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022」。ムロツヨシが出演したのは、8月7日、東京スカパラダイスオーケストラが出演するGRASS STAGE。しかも、ムロツヨシの出演はシークレットのため、会場を埋め尽くしたオーディエンスは一切知らない状況だ。

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022

スカパラとムロツヨシと言えば、2013年にムロツヨシがスカパラのライブを見終わった直後に「いつか自分の舞台のテーマ曲をスカパラさんに手掛けてもらうのが夢です!」と宣言したことから、2021年のムロツヨシの舞台「muro式.がくげいかい」で実現。舞台のテーマ曲としてインストゥルメンタルの楽曲が出来上がったにも関わらず、なぜか“ノリ”でそのテーマ曲にムロツヨシがボーカルレコーディングをすることになった結果、「めでたしソング feat.ムロツヨシ」が完成。

これまで、スカパラとともに「Love music」「Mステ」「うたコン」「スッキリ」「FNS歌謡祭」といったテレビ番組での歌唱や、スカパラのワンマンライブでの歌唱は幾度となく行なってきたが、ついに音楽フェスのステージに立つこととなった。しかも、それが日本を代表する音楽フェス「ROCK IN JAPAN」のメインステージだ。

スカパラのパフォーマンスがはじまる直前、ステージ袖でスカパラとムロツヨシは笑顔で言葉を交わしたあと、スカパラはステージへと向かっていく。オープニングSEでスカパラが新たなゲストボーカルとして幾田りらを迎えた「Free Free Free feat.幾田りら」が流れるなか、ステージに次々と登場するスカパラメンバーをオーディエンスが大きな拍手で迎え入れる。

SEの終わりとともに、谷中敦(Baritone sax)が「楽しみにしてたぜ、ロッキン!We are TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA!!!!」とシャウトし、スカパラのステージの幕が開けた。オープニングナンバーとなったスカパンク調の「Glorious」から全開で飛ばしていく。サビを歌唱しながらタオルを回す谷中に合わせ、会場のオーディエンスもタオルを回して呼応する。加藤隆志(Guitar)のカウントとともに演奏がはじまった「ルパン三世’78」では、会場中がさらにヒートアップ。

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MCでは谷中が「こうやって一緒に集まれること自体が本気で嬉しいです、ありがとう!」と感謝の気持ちを述べるとともに、「曖昧な哀しみはすべて喜びで塗りつぶせ!闘うように楽しんでくれよ!」とオーディエンスを煽り、ここで最初のシークレットゲストとしてMAN WITH A MISSIONからTokyo Tanaka とJean-Ken Johnnyをステージに呼び込む。

前日にMAN WITH A MISSIONの公式ツイッターで「明日ノ為ニ予習復習。」というつぶやきとともに、「東京スカパラダイスオーケストラ」と「MAN WITH A MISSION」の名前が連なっているタイムテーブルの画像が公開されていたことから、このツイートを見てスカパラのステージに登場することを予期していた人もいただろう。スカパラとTokyo Tanaka、Jean-Ken Johnnyで最初に披露されたのは「DOWN BEAT STOMP」。「Glorious」「ルパン三世’78」の2曲で盛り上がっていた会場がさらに熱を帯びていく。

続けて披露されたのは、Tokyo Tanaka とJean-Ken Johnnyをゲストボーカルに迎えて昨年リリースされた、スカパラ史上最もエモーショナルな1曲でもある「S.O.S. [Share One Sorrow] feat.Tokyo Tanaka & Jean-Ken Johnny (MAN WITH A MISSION)」だ。今年4月から7月まで開催されたスカパラの全国ツアー『BEST OF LUCK』において、同曲はツアーのハイライトのひとつとして加藤と大森はじめ(Percussion)のツインボーカルで披露されていたが、Tokyo Tanaka とJean-Ken Johnnyとともに久しぶりに完全なコラボバージョンとして披露されることとなった。

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022

激しく心を揺さぶるエモーショナルなステージを見せつけ、大きな拍手に送られながらTokyo Tanaka とJean-Ken Johnnyはステージを後にした。MAN WITH A MISSIONの本番はスカパラのステージ後すぐだというのに出演してくれたことは、スカパラと彼らの友情が成せることなのだろう。

会場全体やオーディエンスの熱を冷ますかのように、沖祐市(Keyboards)の流麗なピアノから「水琴窟 -SUIKINKUTSU-」が披露され、これまでとはまた違った空気が会場内に漂う。

クラクションの音色が会場中に響き渡るなか、谷中が「ここでスペシャルゲスト!ロッキン初出場、ムロツヨシ!」と叫ぶと、会場中からどよめきが起こるなか、ムロツヨシが颯爽と登場。ステージセンターと左右の大型ビジョンにムロツヨシが映し出されると、オーディエンスが物凄い拍手でムロツヨシを迎え入れる。ムロツヨシの登場によって、会場中のオーディエンスがひと際笑顔になってゆく。コミカルな動きを交えつつ「めでたしソング」を歌唱するムロツヨシ。スカパラとの絶妙なコンビネーションも完璧だ。

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022

毎回すべてムロツヨシのアドリブで披露される間奏パートで語りかける箇所では(歌番組に出演の際も毎回誰にも知らされない)、「はじめまして、はじめまして、ムロツヨシです!役者がこのような神聖な場所に立てるとは思っていませんでした。ロッキンジャパンありがとうございます!ほんの数分だけ『ムロッキンジャパン』やらせてください!」と言い、会場中からさらなる大きな拍手を浴びる。ムロツヨシが両腕を左右に大きく振ると、オーディエンスがムロツヨシに合わせてハンドウェーブを行い、見渡す限りの壮観な景色が広がる。

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022

「めでたしソング」歌唱後、ムロツヨシは「すっごい!こんな景色なんだ!」と感動を伝える。ここで茂木欣一(Drums)が「ムロさんは、さっき『ROCK STAR ONLY』のゲートを確かにくぐりました!」と言うと、ムロツヨシも「アーティストエリアの入口に『ROCK STAR ONLY』って書いてあるんですよ!そこ通ってきましたよ!」と答え、会場中から大きな拍手が沸き起こる。

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さらに茂木のコールから茂木とムロツヨシによる「銀河と迷路」が披露される。「めでたしソング」の歌唱後に「フェスはリハがないからどこまで動いていいかわからない」と言っていたムロツヨシだが、2曲目の「銀河と迷路」では要領をつかんだのか、ステージの端から端まで走り回っている。曲のアウトロにのせて「みなさん、毎日笑っていてください!毎日楽しみましょう!」と何度もオーディエンスに投げかけ、最後はムロツヨシの大ジャンプで演奏が締められた。ムロツヨシはステージ中央から袖にはけながら「すごい人生経験でした!もう二度と立てることはないと思うけど、みなさんの顔が見られてよかったです。いつかまた会いましょう。そして、もう1回言わせてください!カッコいいよ、東京スカパラダイスオーケストラ!」とオーディエンスとスカパラに感謝の言葉を投げかけステージを後にした。

スカパラのステージのラストを飾ったのは、インストナンバーのフェスアンセムとも言える「Paradise Has No Border」だ。イントロにのせて、GAMO(Tenor sax)が「最後の曲です!もうひと盛り上がりしようぜ!声は出せないけど、カラダを使って思いっきり楽しさをアピールしてくれ!」とオーディエンスを煽ると、オーディエンスも声を出さずに、タオルをかざしたり、大きく手を振ったりしながら、カラダ全体で盛り上がりを表現し、会場の盛り上がりは最高潮に。

スカパラがゲストとして登場してくれたTokyo Tanaka & Jean-Ken Johnny (MAN WITH A MISSION)、そしてムロツヨシとともに全力で駆け抜けた40分間のステージは誰もが笑顔のなかで終了となった。

終演後、ムロツヨシと谷中は以下のコメントを残している。

「凄い景色でした。声は出せないんだけれどもお客さんが発する空気と頼もしいお兄さん(スカパラ)たちに囲まれて、遠慮なく真ん中に立たせていただきました。これまで参加させてもらったワンマンライブとは違った景色のなかで歌わせてもらえて、これだけの人数のお客さんの前で何かをやるというのは、人生でナンバー1ですね。人生でいちばんの経験をさせていただきました。
本当にスゲェ!と思って、出だしの歌詞がしっちゃかめっちゃかになっちゃいましたけど。(笑)
お客さんが笑顔でいてくれたことは凄く嬉しいですし、忘れられないです。
また(スカパラに)お供させてもらいたいですね」(ムロツヨシ)

「実は、ムロさんには去年のROCK IN JAPANで一緒に出演してもらおうと思っていたんだけど、中止になってしまったことから、今年こそ、お客さんの凄い景色をムロさんに見てもらいたいと思っていました。ボクらが思っている以上に、本当に凄い景色をお客さんが作りだしてくれたので、ムロさんもビックリしながら幸せそうだったし、お客さんも喜んでくれたので、スカパラとしては幸せでしかないです」(谷中敦)

次回、ムロツヨシがスカパラのステージに登場するときには、大歓声で迎え入れることができる状況になっていることを期待していよう。

尚、この日のスカパラライブのセットリストがApple MusicとSpotifyのプレイリストで公開されているので、ライブを体感できた人もできなかった人も、ぜひチェックしてみよう。

■プレイリストはコチラから:
https://tokyoska.lnk.to/ROCKINJAPANFESTIVAL2022

■ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022:
8月7日(日) GRASS STAGE
東京スカパラダイスオーケストラ
SET LIST
SE:Free Free Free feat.幾田りら
M1. Glorious
M2. ルパン三世’78
M3. DOWN BEAT STOMP w/Tokyo Tanaka & Jean-Ken Johnny (MAN WITH A MISSION)
M4. S.O.S. [Share One Sorrow] feat.Tokyo Tanaka & Jean-Ken Johnny (MAN WITH A MISSION)
M5. 水琴窟 -SUIKINKUTSU
M6. めでたしソング feat.ムロツヨシ
M7. 銀河と迷路 w/ムロツヨシ
M8. Paradise Has No Border

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音楽体験 ※記事|提供:ジェイタメ

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