(初出:23/12/18)
12月17日(日)、Conton Candy(よみ: コントンキャンディ)のツアー、『Conton Candy Autumn TOUR 2023 “charming”』が、会場に響き渡る大歓声と拍手と共に幕を下ろした。
本公演は、9月リリースされた3rd EP『charm』をタイトルに掲げた東名阪ツアー『Conton Candy Autumn TOUR 2023 “charm”』の追加公演。
11月19日(日)愛知・名古屋 RAD HALLにてカネヨリマサルを迎え入れての2マンで初演、12月10日(日)東京・渋谷 eggmanにて自身初のワンマン公演(大阪・心斎橋BRONZE公演は2024年2月に延期)。
そして前回の「帰りたくない夜に」ツアーファイナルの地であった東京・渋谷 Spotify O-Crestで追加公演を迎えた。
一般発売開始から1分で全公演SOLD OUTした本ツアー。初ワンマンライブや大型フェスを経験し、さらにパワーアップしたConton Candyを、会場を埋め尽くす観客が出迎える。
スモークで包まれた真っ暗なステージに、コーラスが幾重にも重なった幻想的なSEが鳴り響く。照明の明転と共に3人が登場して早々に、Vo./Gt.紬衣(つむぎ)の力強い歌声で始まった1曲目は、「好きなものは手のひらの中」。Conton Candy随一のライブロックチューンであり、アンコール定番の楽曲が、まさかの1曲目に選ばれたことで特別な一日の幕開けを感じさせる。
続いて、2023年の音楽チャートやアワードを席巻した「ファジーネーブル」。さらに、未発表曲「TOKYO LONELY NIGHT」で3人の故郷でもある東京への想いを歌う。そして、アップチューンの「プードル」。
「私たち本気でやってんだよ!」と感情を乗せ、一気に会場のテンションを上げていく。ベースの重低音が光るバラード曲「ディープレッドタルト」で、がらっとムードを変えた。
MCでは、紬衣が「きっと、みんなそれぞれ色んな思いを持ってこの場所に来てくれている。私たちも辛いこと、嫌なこといっぱいあるけど、ライブがあるから頑張れてる。みんなが私たちの原動力になっていて、私たちがみんなの原動力でもある。その気持ちを死ぬまで持っていたい。」と語り、披露されたのは未発表の新曲、「もっと」。
続いて、巧妙なコーラスワークが光る「Darling」。深みのあるバラード2曲を披露し、会場がエモーショナルな空気に包まれる。
「ここに全部置いていくつもりで、悔いなく楽しもう!」と「Interlude」から、Dr./Cho.彩楓(さやか)のリズミカルなドラムで始まった「リップシンク」。多くのファンから名曲との呼び声が高く、今回のEP『charm』に初収録された人気曲だ。
紬衣が軽快にフレーズを畳み掛け、観客のボルテージを急上昇させていく。そして、印象的なギターリフから始まる「baby blue eyes」では観客の大合唱が起き、会場が一つになる。
まだまだ本編は終わらない。ここから、Conton Candyがロックバンドたる由縁を見せつけられる。紬衣が「みんなで汗かいてぐっちゃくちゃになって帰ろう!」と叫んで始まった「音の鳴る方へ」で観客の心を鷲掴みにすると、「全部出し切るつもりで来いよ!」と、ロックチューン「102号室」で会場のボルテージを最高潮に更新する。
紬衣が「ライブに勝ち負けはないと思ってた。でも、今は分かる。ライブには勝ち負けがある。”自分”に勝たなきゃ。この会場で演った”あの時”に勝たなきゃいけないんだ!」と叫んだままにライブチューン「ロングスカートは靡いて」へ。この日一番の紬衣のハイトーンボイスが会場を突き刺し、観客全員が拳を天井に高く突き上げる。「これがロックバンドだ!!」という言葉とともに、メンバーがステージを後にする。
割れんばかりのハンドクラップで、再度メンバーがステージに迎え入れられる。ステージに用意されたハイチェアに腰掛け、紬衣はアコースティックギターに持ち替え、Conton Candy初のアコースティックパートが始まる。
選ばれた曲は、独特なギターリフとエモーショナルな歌詞がファンを掴んで離さない「エンジェルスモーク」と、季節外れの春のロックバラード「桜のころ」。しっとり且つ大胆にアレンジされた2曲に、涙を流す観客も。
最後のMCでは、「“ファジーネーブルの人”だとか、“ロングスカートは靡いての人”だとか、色々言われることもある。でも、私たちのことを信じてくれて、好きでいてくれて、ここに集まってきてくれる人たちがいる。そんなみんなをもっと大事にしたいと思った。Conton Candyはこれからも3人で続けていくので、みんなの心の中にConton Candyの音楽がずっと一緒にいて欲しいなと思います。」とファンへの感謝を語った。
「始まりから終わりへ、終わりから始まりへ!今日からがまた始まりだ!!」と、アンコールの最後に選ばれた楽曲は本編の1曲目にパフォーマンスした「好きなものは手のひらの中」。客席がうねりをあげる盛り上がりを見せながらも、「綺麗なのは似合わねえぞ!」と、この日一番の熱狂が生まれた3回目の「好きなものは手のひらの中」が始まる。
ステージで楽しそうに跳ねまわるメンバー、観客は一気にフロア前方に押し寄せ”ぐっちゃぐちゃ”になりながら拳を上げて大合唱。「Conton Candyは続いていく!そして、何があってもライブハウスに帰ってくる!!」という力強い言葉でこの日のライブは締めくくられた。
興奮冷めやらぬ中の公演終了後22時には、12月10日(日)の初ワンマンライブで撮影された「ファジーネーブル」のライブ映像が早くも公開となった。同楽曲のライブ映像が公開されるのは今回が初めてとなる。
さらに、先日発表された初のワンマンツアー『Conton Candy ONEMAN TOUR “FORCE”』 のオフィシャル先行は12月25日(月)12:00正午から開始となる。2024年6月22日(土)東京・SHIBUYA CLUB QUATTRO、7月6日(土)大阪・UMEDA CLUB QUATTRO、7月7日(日)愛知・NAGOYA CLUB QUATTROと全国3か所を周る自身最大規模のツアーだ。是非、早めにチケットを手に入れてほしい。
■公演情報:
Conton Candy Autumn TOUR 2023 “charming”
12月17日(日)渋谷 Spotify O-Crest ※ONEMAN LIVE/追加公演
<Setlist>
- 好きなものは手のひらの中
- ファジーネーブル
- ロングスカートは靡いて
- 執着
- プードル
- ディープレッドタルト
- もっと
- Darling
- Interlude
- リップシンク
- baby blue eyes
- 音の鳴る方へ
- 102号室
- ロングスカートは靡いて
EN1. エンジェルスモーク [Acoustic]
EN2. 桜のころ [Acoustic]
EN3. 好きなものは手のひらの中
EN4. 好きなものは手のひらの中
■ツアー情報:
【Conton Candy ONEMAN TOUR “FORCE”】
2024年6月22日(土):東京・SHIBUYA CLUB QUATTRO
2024年7月6日(土):大阪・UMEDA CLUB QUATTRO
2024年7月7日(日):愛知・NAGOYA CLUB QUATTRO
■リリース情報:
Conton Candy
3rd EP
『charm』
2023年9月20日(水)リリース ※全国流通盤
<Track List>
M1.ファジーネーブル
M2. プードル
M3. Interlude
M4. リップシンク
M5. baby blue eyes
M6. Darling
▽ご購入はこちらから
https://lnk.to/CC_charm_cd
☆6th Digital Single
「ファジーネーブル」
▽DL&ストリーミング
https://orcd.co/fuzzynabel
▽Music Video
▽Live Video [NEW!!]
■Conton Candy プロフィール:
Vo./Gt.紬衣(つむぎ)、Ba./Cho.楓華(ふうか)、Dr./Cho.彩楓(さやか)で構成される3ピースロックバンド。2018年に高校の軽音楽部で結成。ライブハウスを中心に活動しており、音楽フェスやイベントに出演すると軒並み入場規制がかかるなど、バンドシーンの台風の目となっている。
1st 配信シングル「ロングスカートは靡いて」で、音楽配信サイト「Eggs」年間ランキングのアーティスト別・楽曲別ともに1位と二冠を達成。23年4月に配信リリースした「ファジーネーブル」はSNSを中心にバイラルヒットし、各音楽チャートを席巻。勢いをそのままに、3rd EP『charm』を9月20日にリリース。
ノイジーでポップなサウンドに、誰しもを惹きつける紬衣の歌声、そして双子のリズム隊が織りなす唯一無二のグルーヴが重なり、観るものを”混沌”の世界へと惹き込む。
▽HP:
https://lit.link/contoncandy
▽X(Twitter):
https://twitter.com/Conton_Candy