(初出:24/09/10)
グループとしてさらにパワーアップするため、2024年前半は、メンバーそれぞれがソロとしての活動を中心に行ない、各々が感性を高めた、GENERATIONS。
6月26日から、メンバー6人として新たに活動をスタートした。
そして9月8日(日)約9ヶ月振り、6人新体制では初となる、GENERATIONSが全国7都市12公演を駆け巡るアリーナツアー、GENERATIONS LIVE TOUR 2024 “GENERATIONS 2.0”が、マリンメッセ福岡A館で開幕した。
会場には、6人最初のライブを観ようと各地から駆けつけたDREAMERS(ファンの総称)約12,000人が、今か今かと彼らの登場を待ちかねていた。
照明が消え、オープニング映像が流れると、久々に見るGENERATIONSの姿に会場のボルテージが一気に上昇、音と共に6人のシルエットが映し出されると、悲鳴にも似た歓声が会場中に響き渡った。
ライブ1曲目を飾ったのは2015年5月にリリースされ、DREAMERSの間では名曲として語り継がれている「Evergreen」。
今回のツアー用に新たにリアレンジされ、タイトルも「Evergreen 2.0」と題された楽曲は、彼らのパフォーマンスが色褪せない事を象徴するような仕上がり。
壮大さと深みを増した「Evergreen 2.0」に誰もが聴き惚れる中、曲の終盤に差し掛かった時、ツアーでお決まりのメンバーの“円陣”が組まれ、さらに大歓声が沸き起こる。
続けて、ライブ幕開けを飾るに相応しいまさしく“アガる”曲が続く中、突如として会場が暗闇に包まれ、昨年公開されたJホラーの巨匠・清水崇監督の映画『ミンナのウタ』の主題歌「ミンナノウタ」が流れ、ダンサーと奇妙な世界を映像とパフォーマンスで構成された演出に、まるで映画の中に迷い込んだかのような不思議な空気が会場を包む。
つぎに、数原龍友のソロ楽曲「Pacific Love Memories」のイントロが流れると、彼独特の雰囲気に早変わりし、全編英語詞の楽曲を甘い歌声でDREAMERSに披露する。
ライブも中盤に差し掛かったところで、6人体制として初めての楽曲「Cozy」を初披露。
ボーカルの数原は「こんな時代、こんな世界だからこそ、人と人のつながりを大事にしたいという想いを込めました」と語った。
本編ラストを飾ったのは体操ニッポン応援ソングとして5月にリリースされた「エンドレス・ジャーニー」。
パリ五輪体操男子日本代表の金メダル獲得の背中を押した楽曲だったが、今日は会場に詰めかけたDREAMERS、そして自分たち自身の背中を押すようなパフォーマンスを見せた。
アンコール1曲目の「Y.M.C.A.」で、いつものように会場全体が一体となる中、突然曲が止まり、モニターに”SPサポートメンバー小林幸子”という文字が浮かびあがると、本人が登場。思いがけないサプライズに、割れんばかりの歓声が鳴り響いた。
小林幸子はGENERATIONSと共に、「Y.M.C.A.」、小林幸子の代表曲「千本桜」、「オシャンティ・マイティガール」を披露した。
そして最後のMCで、佐野は、「2016年に初めてアリーナツアーしたときもこの会場で景色が重なり、色々なことがフラッシュバックしました。今日は良いスタートが切れたと思います、また皆さん絶対遊びにきてください」と話す。
続けて、中務が、「ダンスと出会って、メンバーと出会って自分が何者かになれた気がして、そんな時に皆さんに助けられました。僕たちは、夢を届けて頑張っていきたいと思います。まだまだ踏ん張っていきます。これからもGENERATIONS宜しくお願いします」と、DREAMERSに感謝の言葉を述べた。
その後、GENERATIONSは再び会場全体を一つにまとめ上げ、大歓声の中、初日の幕を閉じた。
ライブ前に行われた取材では、小森が、「(6人体制になって)自分自身も見つめ直す、ここが新しい再スタートになるのかなと思っています。今年29で20代最後で、ここから30代になり人生の新しいフェーズに入るので、グループと共に新しい再スタートをきれるといった意味では、すごいワクワク感と期待に溢れています」と語り、ボーカルの数原は、「新体制になることで、応援してくださる皆様には不安や心配にさせてしまった部分もあるかもしれませんが、自分たちとしては更に絆が深くなるきっかけになったかと思います。胸を張って今まで史上一番良い状態だなといえるので、そういった意味でも皆さんの想いを背負いながら新しいGENERATIONSを表現できたらなと思います」と語っていた。
デビューから12年、GENERATIONSの前には、様々な困難や壁が立ちはだかっていた。
それらを乗り越え、DREAMERSと共に成長し続け、存在する今の彼らの1曲1曲に魂を込めたパフォーマンスは、確実にDREAMERSの心に届いていた。
そんなGENERATIONSのパフォーマンスから、今後も目が離せない。
■公演スケジュール:
[福岡] マリンメッセ福岡 A館
2024/9/8(日) 開場16:00 / 開演17:00
問い合わせ:キョードー西日本
[静岡] エコパアリーナ
2024/9/21(土) 開場15:00 / 開演16:00
問い合わせ:サンデーフォークプロモーション静岡
[神奈川] 横浜アリーナ
2024/9/25(水) 開場17:30 / 開演18:30
2024/9/26(木) 開場17:30 / 開演18:30
問い合わせ:DISK GARAGE
[広島] 広島グリーンアリーナ
2024/10/5(土) 開場16:00 / 開演17:00
2024/10/6(日) 開場15:00 / 開演16:00
問い合わせ:YUMEBANCHI(広島)
[東京] 国立代々木競技場 第一体育館
2024/10/14(月・祝) 開場16:00 / 開演17:00
2024/10/15(火) 開場17:30 / 開演18:30
問い合わせ:キョードー東京
[大阪] 大阪城ホール
2024/10/19(土) 開場16:00 / 開演17:00
2024/10/20(日) 開場15:00 / 開演16:00
問い合わせ:サウンドクリエーター
[兵庫] ワールド記念ホール
2024/11/9(土) 開場16:00 / 開演17:00
2024/11/10(日) 開場15:00 / 開演16:00
問い合わせ:サウンドクリエーター