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【ライブ】YOASOBI、『YOASOBI ASIA TOUR 2024-2025 “超現実|cho-genjitsu”』完走!

Photo by Satria Khindi

(初出:25/02/28)

J-POPを代表し、世界に打って出ていくアーティストとして、国内外のあらゆる場面で際立った活躍を見せている、“小説を音楽にするユニット”YOASOBI。

そのYOASOBIが自身2度目、7つの国と地域を巡る、日本人アーティスト最大級のアジアツアー YOASOBI ASIA TOUR 2024-2025“超現実|cho-genjitsu”を完走した。

昨年2024年12月から2月にかけて仁川、香港、バンコク、台北、上海、シンガポール、ジャカルタの全7都市それぞれアリーナ2Daysを行うアジアツアーは、合計14万人を動員、各国で熱狂的な盛り上がりを見せ、ついに幕を閉じた。

ツアーでは、2024年国内ドームライブのテーマでもあった”超現実”を体現する、約90分・アンコール含む計18曲のセットリストを披露。

その最終公演となる2月27日(木)・ジャカルタ公演のライブレポートは以下となる。

【YOASOBI ASIA TOUR 2024-2025 “超現実 | cho-genjitsu” ジャカルタ公演ライブレポート】
2024年10月に結成5周年を迎え、11月には自身初の東京ドーム公演を大成功に終えたYOASOBI。間髪入れず12月から、7都市14公演を回る日本人アーティスト史上最大規模のアジアアリーナツアーに臨み、2025年2月27日、インドネシア・ジャカルタにて最終公演を迎えた。

外気は熱帯特有の蒸し暑さだが、空調の効いた会場内もまた、詰めかけた観客の熱気に満たされている。定刻の現地時間20時過ぎ、ドーム公演でも打ち出された「超現実」の世界観に引き摺り込むようなカウントダウン演出を経て、巨大なLED内に異形のモンスターが蠢いた。続いてコンポーザーのAyaseとボーカルのikuraのシルエットが姿を表すと、割れんばかりの歓声が巻き起こる。二人の佇まいから、3ヶ月にわたるこのアジアツアーを経て得たであろう確かな自信が感じられた。

Photo by Poto-Pot

ライブは「セブンティーン」「祝福」「UNDEAD」といったアグレッシブなナンバーでスタート。Ayaseは不敵な笑みでフロアを見渡し、ikuraは精度の高い歌唱の合間に何度も煽りを入れる。観客のボルテージは一気に最高潮だ。続くMCでは、自分たちにとって初の海外ライブの地がジャカルタであったことに触れ、「ただいま」「おかえり」といったやりとりで現地ファンとの絆を確かめあった。

Photo by Satria Khindi

新曲「New me」ではクラップで会場が一体に。「好きだ」「もう少しだけ」といった明るい楽曲では会場中に笑顔の花が咲き、「ハルジオン」「たぶん」など初期の人気曲は冒頭から最後まで日本語での合唱が絶えない浸透ぶり。「モノトーン」「優しい彗星」もアニメの主題歌としてこの地にしっかり届いていることが伺える。

Photo by Satria Khindi

続いてのMCでは、Ayaseの言葉を会場に届けるお手伝いをする人を募集するとして、日本語に自信のあるファンをステージ上に招くという展開に。「Ayaseとikuraどっちが好き?」のような質問も交え、オーディエンスとの距離がさらに縮まったところで、ライブは後半戦へ突入。「怪物」「勇者」と立て続けのヒット曲で会場の温度をさらに上昇させ、この日のハイライトともいえる「あの夢をなぞって」へ。上述したジャカルタでの初ライブの際、ファンが泣きながら歌唱する「あの夢をなぞって」の動画がSNS上でバイラルし、インドネシア国内でもストリーミング数が急上昇するといった現象を巻き起こした楽曲とあって、観客の大合唱がikuraのボーカルをかき消さんばかりだ。

Photo by Poto-Pot

田口悟(Gt.)、森光奏太(Ba.)、鈴木栄奈(Key.)、Tatsuya Amano(Dr.)という新たなバンドメンバーも圧巻のソロ回しで熱狂に応える。極めつけは「アイドル」。割れんばかりのOi!コールが会場をこれでもかと揺らした。

Photo by Satria Khindi

海を越えたアジアの各地域でこうしてライブができることは、何よりもいつも応援してくれて、待っていてくれる人々がいるからだと、改めて感謝を伝えるikura。観客は「HEART BEAT」の大合唱でそれに応える。本編ラストは「群青」。アリーナ最前列からスタンド最後列まで、思い思いの表情で歌う現地ファンの表情が印象的だった。

Photo by Poto-Pot

アンコールはikuraがギターをかき鳴らす「舞台に立って」、観客を総立ちにさせた「夜に駆ける」で大団円。7都市14公演で計14万人を動員、自身二度目のアジアツアーを大成功のうちに締め括った。

Photo by Poto-Pot

YOASOBIは、3月16日にアメリカ・ロサンゼルスで『matsuri’25 : Japanese Music Experience LOS ANGELES』に出演、6月にはスペイン・バルセロナの音楽フェスPrimavera Soundに出演。そしてイギリスはロンドン・OVO Arena Wembleyでヨーロッパ初の単独公演を二日間開催する。

アジア、アメリカ進出を経て活躍のフィールドをさらに広げるYOASOBIからますます目が離せない。

■YOASOBI ASIA TOUR 2024-2025 “超現実|cho-genjitsu” インドネシア・ジャカルタ公演DAY2 @ ISTORA Senayan セットリスト

  1. セブンティーン
  2. 祝福
  3. UNDEAD
  4. New me
  5. 好きだ
  6. もう少しだけ
  7. ハルジオン
  8. たぶん
  9. モノトーン
  10. 優しい彗星
  11. 怪物
  12. 勇者
  13. あの夢をなぞって
  14. アイドル
  15. HEART BEAT
  16. 群青
    En1. 舞台に立って
    En2. 夜に駆ける

☆YOASOBI ASIA TOUR 2024-2025 “超現実│cho-genjitsu”


2024年12月7日(土)-8日(日)
会場:INSPIRE ARENA  (仁川)

2024年12月26日(木)-27日(金)
会場:AsiaWorldArena  (香港)

2025年1月25日(土)-26日(日)
会場:BITEC LIVE (バンコク)

2025年2月8日(土)-9日(日)
会場:TAIPEI ARENA (台北)

2025年2月15日(土)-16日(日)
会場:メルセデスベンツアリーナ (上海)

2025年2月22日(土)-23日(日)
会場:Singapore Indoor Stadium (シンガポール)

2025年2月26日(水)-27日(木)
会場:Istora Senayan (ジャカルタ)

■最新リリース情報:
YOASOBI
「New me」
作詞・作曲・編曲:Ayase/歌唱:ikura
2024年11月11日(月) リリース
※原作:monogatary.com×河出書房新社「文藝」 小説コンテスト大賞受賞作品「白山通り炎上の件」(有手窓 著)
※リクルート新 TVCM「 わからないまま、それでも 」篇 TVCMソング
▽配信URL:
https://orcd.co/yoasobi_newme

■YOASOBI プロフィール:
コンポーザーのAyase、ボーカルのikuraからなる、“小説を音楽にするユニット”。2019年11月に公開したデビュー曲「夜に駆ける」は、公開直後から瞬く間に注目を集め、国内の各種配信チャートでも1位を席巻、複数カ国のバイラルチャートにもランクインし、2020年の年間Billboard JAPAN総合ソング・チャートとストリーミング・ソング・チャートでは1位を獲得。現在ストリーミング累計再生回数は史上初となる10億回を突破。第71回NHK紅白歌合戦にも出場した。
2021年1月には満を持してリリースした1stEP『THE BOOK』は、”小説を音楽にする”というコンセプトを表現したまさに”読むCD”ともいうべき豪華な仕様が大いに注目を浴びているうえ、オリコンデジタルアルバムランキングでは5週連続1位を獲得、収録されている7曲もApple MusicチャートTOP15以内にランクイン。7月ユニクロ「UT」とのコラボで、ユニクロ有明本部内のUNIQLO CITY TOKYOにて開催した無料配信ライブ『SING YOUR WORLD』では同時接続者数28万人を記録。12月に2nd EP『THE BOOK 2』を発売し、同月4,5日に日本武道館にて開催した初の有観客ライブ『NICE TO MEET YOU』では、2日間で1.4万人を動員し、関連ハッシュタグが連日トレンド入りするなど盛り上がりを見せた。年末には2年連続となる第72回NHK紅白歌合戦出場を果たした。
2022年2月より、島本理生・辻村深月・宮部みゆき・森絵都という4人の直木賞作家が原作小説を書き下ろし順次楽曲を発表していくというプロジェクト『はじめての』を始動し、原作小説4作が収録された書籍を発売。8月には、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022」のステージで、初めての夏フェス出演を果たし、各地のフェスでも初ライブを繰り広げ、LEDパネルを用いた特殊なステージや演出が話題に。夏フェス出演にあわせてスタートした“移動式書店「旅する本屋さん YOASOBI号」”では、YOASOBIの関連書籍の販売に加え、Ayase・ikuraが監修したカレーをキッチンカーで販売するなど、幅広い展開でも注目を集めた。10月期のTVアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のオープニングテーマ「祝福」は、その原作小説『ゆりかごの星』(大河内一楼 著)とともに大きな反響を呼び、ストリーミング1億回再生を早くも達成。
2023年2月にはユニバーサル・スタジオ・ジャパン『ユニ春』テーマソング「アドベンチャー」を配信リリースし、3月にはユニバーサル・スタジオ・ジャパン グラマシーパーク特設会場で開催された『ユニ春!ライブ 2023』に出演。コロナ禍の学生の経験を元に制作した楽曲に込められたメッセージや、ライブでのさまざまなキャラクターとのコラボ演出が、同世代の学生のみならず幅広い層の心に刺さっている。4月12日(水)リリース、TVアニメ『【推しの子】』オープニング主題歌「アイドル」は、Billboard JAPAN 総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”で、21週連続で総合首位を獲得し、Billboard JAPANの歴代連続首位記録を更新、加えて史上最速でストリーミング累計再生回数は4億回を突破した。さらに、米ビルボード・グローバル・チャート“Global Excl. U.S.”、Apple Music「トップ100:グローバル」、YouTube music charts TOP 100 songs Globalでも首位を獲得し、J-POP史上初となる記録を次々と打ち立て続けている。4月24日に全世界配信されたTikTok LIVEでは累計視聴者数約63万人、同時視聴者12万人超えと、TikTok LIVEにおける国内アーティストのパフォーマンスライブで最高の視聴者数を記録。初アリーナツアー『YOASOBI ARENA TOUR 2023 “電光石火”』では追加公演含めて7都市14公演で計13万人動員。8月には、88rising主催「HEAD IN THE CLOUDS Los Angeles」にて、初のLAフェス出演を果たした。同年10月には約1年半の活動を記した3rd EP『THE BOOK 3』をリリース。さらに、2023年12月から2024年1月にかけて自身初のアジアツアーYOASOBI ASIA TOUR 2023-2024を敢行し、各所でチケット即完を記録。
2024年4月には世界最大級のフェスCoachella Valley Music and Arts Festivalへ出演。加えて、ロサンゼルス、サンフランシスコにて初のアメリカ単独公演を敢行し、チケットは販売開始わずか30分で完売。さらに、7月にはアニメ『〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン』主題歌「UNDEAD」をリリース。さらに、同年度の「NHKスポーツテーマ」を担当、新曲「舞台に立って」を書き下ろした。8月には、シカゴ発、今ではヨーロッパ、南米等でも展開している国際的なフェス“Lollapalooza”に出演を果たし、さらにアメリカニューヨーク、ボストンでの単独公演を成功させた。国内では10月に結成5周年を迎え、2024年秋に自身初のドーム公演を完走。12月からは自身二度目となるアジアツアーを控え、さらに2025年6月にはスペイン音楽フェス「Primavera Sound Barcelona 2025」への出演が決定するなど、J-POPを代表し世界に打って出ていくアーティストとして、国内外のあらゆる場面で際立った活躍を見せている。

音楽体験 ※記事|提供:ジェイタメ

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