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【ライブ】中島美嘉、アコースティック・ライブツアー『Mika Nakashima Premium Live Tour 2025』閉幕!

photo by オカベメイ

(初出:25/09/08)

中島美嘉のアコースティック・ライブツアー『Mika Nakashima Premium Live Tour 2025』の最終公演が9月4日・5日、サントリーホール・ブルーローズで開催された。

ピアノ、コントラバス、歌のアコースティック編成で行われる「Premium Live」は、2016年にファンクラブ会員向けのライブとしてスタート。
自らを“代弁者”“メッセンジャー”と位置付ける中島美嘉の奥深い歌の表現を堪能できるステージは大きな話題を集め、今や彼女のライフワークになっている。

初のソウル単独公演を含む6都市でのアジアツアーを成功させるなど、活動のスケールを広げ続けている中島美嘉。
2026年にデビュー25周年を迎える前に行われた今回のPremium Liveでも、さらに豊かさを増したボーカルをしっかりと体現してみせた。

ピアノの河野伸、コントラバスの海老沼崇史に続き、シックな衣装に身を包んだ中島美嘉がステージへ登場した。

photo by オカベメイ

「こんばんは、中島美嘉です。Premium Live、東京公演へようこそ」と挨拶し、「いきなり歌うと緊張しちゃうので、しゃべろうかな」と語りかけ、会場の空気を和ませる。

1曲目は2007年リリースの「見えない星」。原曲よりもテンポを落とし、ゆったりとした雰囲気のなかで美しいボーカルが響き渡る。
<寂しさ共感(わか)り合えた人より/こんな寂しさくれるあなたが 愛しい>という歌詞をひとりひとりに手渡すように歌い、早くも目頭を押さえる観客も。

photo by オカベメイ

「私が代弁者として、ステージの上で喜怒哀楽を表現させてもらって。Premium Liveは大人が泣ける場所を作りたいと思ってはじめたライブなんです。泣いたり、笑ったり、感情を出していただいて構わないので、ゆったりと過ごしてください」

Premium Liveに対する思いを言葉にした後は、あまりライブで歌われることがないレアな楽曲を披露。
ステージで初めて歌われた「indigo」は、エキゾチックな佇まいのミディアムバラード。ファルセットを交えた歌声が儚い。

さらにNetflixオリジナルドラマ「FOLLOWERS」挿入歌になったバラード「innocent」、「Deep Down」と中島美嘉の多彩な音楽性を味わえる場面が続いた。

photo by オカベメイ

ライブ中盤のハイライトは、「雪の華」。このツアーのためにアレンジされた“Premium Liveバージョン”によって原曲の新たな魅力を引き出していく。
美しい冬の情景、切なくも愛らしい恋愛を描いたこの曲は、ステージで歌われるたびに奥深さを増しているーーそのことを改めて実感することができた。

続く「僕にも」は、中島自身が初めて作詞・作曲を手がけた楽曲。〈君が差し出す愛でいつも/僕は僕を 許しはじめる〉というフレーズが心に響く。
「自分に曲が書けるとは思っていなかったけど、やってみてわかったのは、“やったことがないことはすべて可能性なんだ”ということ。そう思わせてくれたのは、みなさんのおかげです」という言葉も印象的だった。

ここからはシリアスな手触りの楽曲へ。小室哲哉の作詞・作曲による『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』挿入歌「望郷」、そして、シンガーソングライターの柴田淳の提供曲
「声」。全身全霊で楽曲の世界観を表現するパフォーマンスに、すべての観客が釘付けになる。表情や身体の動きを含めて、シアトリカルなステージを体感できるのもPremium Liveの魅力だ。

「初めてピアノ、ベース以外のメンバーをお迎えしました(笑)」とメトロノームを使って披露された「虹が出たら君に逢いに」からライブは後半へ。

photo by オカベメイ

「GLAMOROUS SKY」(NANA starring MIKA NAKASHIMA)では手拍子が自然に起こり、心地よい高揚感が生まれる。さらに「LAST WALTZ」。
軽やかなメロディとジャジーなアレンジ、<あなただけに今すべての瞬間を捧ぐわ>という歌詞が響き合うなか、本編は終了した。

アンコール1曲目は、中森明菜の名曲「難破船」のカバー。椅子に膝を立てて座り、痛みにも似た愛の在り方を切々と歌い上げ、それが豊かな感動へとつながる。
最後は「僕が死のうと思ったのは」。シリアスな死生観からはじまり、生きることの素晴らしさを歌い上げるこの曲は、Premium Liveの本質と強く結びついていた。

photo by オカベメイ

この日のライブは「中島美嘉 Mika Nakashima Premium Live Tour 2025」として10/11(土)午後6:30~放送・配信される。

さらに、こちらも毎年恒例となっているブルーノート公演「MIKA NAKASHIMA Live at BLUE NOTE TOKYO 2025」(10/31、11/1)も決定。
デビュー25周年を目前にして、さらに豊かさを増している彼女の“今”をぜひ体感してほしい。

さらにアンコールのステージ上では、約10年ぶりの開催となるアコースティックライブ『MIKA NAKASHIMA THE ACOUSTIC 2026』の開催も発表された。
25周年を目前に控え、進化を続ける中島美嘉の姿を刻むプレミアムなステージをお見逃しなく。

文:森 朋之
カメラマン:オカベメイ

■ライブ情報:
『MIKA NAKASHIMA THE ACOUSTIC 2026』
日程:2026年1月30日(金)
会場:<東京>かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
時間:開場17:30 開演18:30

日程:2026年2月6日(金)
会場:<大阪>ザ・シンフォニーホール
時間:開場17:30  開演18:30

チケット:
全席指定 11,000円(税込)
※未就学児童入場不可

☆チケット先行発売詳細
▽オフィシャルファンクラブ「Lotus」会員先行受付:
2025年9月12日(金)18:00~2025年9月18日(木)23:59
当落発表&引換期間:
2025年9月22日(月)15:00~2025年9月26日(金)23:00
※その他プレイガイド販売等に関する詳細は後日発表
▽中島美嘉オフィシャルwebファンクラブ「Lotus」:
http://www.mikanakashima.net/

■中島美嘉 プロフィール:
2001年フジテレビドラマ「傷だらけのラブソング」で主演デビュー。その類い稀なるビジュアルと歌声で一躍人気を博す。以降「雪の華」、「GLAMOROUS SKY」など数多くの大ヒット曲を発表し、これまでに9度のNHK紅白歌合戦出場や数々の賞を受賞。
その唯一無二の存在感と影響力で国内外の映画・ドラマ・ファッションなど多岐に渡り活躍。
近年は野外フェスへの出演やアコースティック編成、ロックバンドなど様々なジャンルのライブ活動を精力的に展開、圧巻のパフォーマンスと表現力で注目を集める。
また、アジア各国での単独公演を成功に収めるなど海外にも活躍の場を広げている。
▽中島美嘉オフィシャルサイト:
http://www.mikanakashima.com/
▽Instagram:
https://www.instagram.com/mikanakashima_official/
▽スタッフX:
https://twitter.com/nakashima_mika_?lang=ja

音楽体験 ※記事|提供:ジェイタメ

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