
(初出:25/10/03)
サザンオールスターズによる主題歌「暮れゆく街のふたり」も話題となっている、10月31日(金)全国公開される映画『盤上の向日葵』。
『盤上の向日葵』は、「孤狼の血」の柚月裕子による同名小説を原作に、坂口健太郎と渡辺謙の魂の演技バトルで魅せるヒューマンミステリー。
とある山中で身元不明の白骨死体が発見された。手掛かりは死体とともに発見された高価な将棋の駒。捜査の末、その駒の持ち主は、将棋界に彗星のごとく現れ時代の寵児となった天才棋士、上条桂介だと判明する。さらに捜査の過程で、桂介の過去を知る重要人物として、<賭け将棋>で圧倒的な実力を持ちながら裏社会に生きた男、東明重慶(とうみょう しげよし)の存在が浮かび上がるー。
この映画をエモーショナルに彩るのが、サザンオールスターズの主題歌「暮れゆく街のふたり」。
当初同曲は、映画のエンドロールでのみ流れる予定だったが、桑田佳祐が本作のために“口笛バージョン”を新たに録音。この映画だけの特別バージョンが本編の重要なシーンに劇中曲として流れることが決定した。
桑田佳祐はかつて、自身が監督した作品である『稲村ジェーン』(90/監督:桑田佳祐)で映画の劇伴を手がけたことがあるが、今回の“口笛バージョン”のように主題歌として提供した楽曲を、映画の劇中曲として特別にアレンジすることは初となる。
桑田と映画製作チームの“セッション”ともいうべき異例の展開が、スペシャルな<映画用オリジナルバージョン>を生むこととなった。
桑田佳祐は「仮歌を口笛でやっていて、これがいいという話になりまして、ツアー中に口笛を入れ直しましたんですよ。それが向日葵畑のシーンで使われることになりました」と、自身のラジオ番組で経緯を語りつつ「またあらためて、劇場で観ようと思います」と自らの言葉でリスナーたちに向けて、完成版への大きな期待をにじませた。
■熊澤監督 コメント:
「主題歌をサザンオールスターズさんにお願いできるかも?という事になり、映画を観ていただいたところ大変気に入っていただけ、桑田さんが主題歌と、その口笛バージョンを作ってくれました。こんな素晴らしい口笛バージョンがあるなら、映画に生かそうと編集をやり直し、桂介が向日葵畑を通り、昔を懐かしみ、母を思い出す箇所に、口笛バージョンが流れる構成でお見せしたら、桑田さんにも大変喜んでいただけました。このように別バージョンの楽曲を特別に作っていただけることは、普通はないとのこと。映画の中でポイントになる、主人公の決断をこの曲で盛り上げることができたのは、大変嬉しいことでした」
■映画情報:
タイトル:「盤上の向日葵」
2025年10月31日(金)全国公開
<イントロダクション>
山中で発見された白骨死体。手がかりは、この世に7組しか現存しない将棋の駒。
容疑者は、突如将棋界に現れ棋士たちを圧倒し、一躍時の人となった天才<上条桂介>。
捜査の過程で、賭け将棋で裏社会に生きた男<東明重慶>の存在が浮かび上がり、やがて、謎に包まれた桂介の生い立ちが明らかになる。
それは、想像を絶する過酷なものだった…
衝撃の結末、魂が震える慟哭のヒューマンミステリー。
<出演>
坂口健太郎 渡辺謙 佐々木蔵之介 土屋太鳳 高杉真宙 音尾琢真
柄本明/渡辺いっけい 尾上右近 木村多江 小日向文世 ほか
<スタッフ>
監督・脚本:熊澤尚人
原作:柚月裕子「盤上の向日葵」(中央公論新社)
音楽:富貴晴美
主題歌:サザンオールスターズ「暮れゆく街のふたり」(タイシタレーベル / ビクターエンタテインメント)
製作:「盤上の向日葵」製作委員会
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/松竹
(c)2025映画「盤上の向日葵」製作委員会
▽公式HP:
https://movies.shochiku.co.jp/banjyo-movie/

▽主題歌特別映像Youtubeリンク
