(初出:23/01/09)
グローバルボーイズグループ”INI”が、初アリーナツアー『2022 INI 1ST ARENA LIVE TOUR[BREAK THE CODE]』のファイナル公演を2023年1月8日(日)に東京・日本武道館で開催した。
2021年11月3日(水)にDEBUT SINGLE『A』で華々しくデビューしたINIは、デビュー1年目にして初の全国ツアーそして、初のアリーナツアーを開催。ファン待望の本ツアーは、2022年12月17日(土)の愛知・AICHI SKY EXPOを皮切りに、全国4都市5会場(全13公演)を巡り、1月7日(土)・8日(日)に追加公演として日本武道館2DAYSを実施した。ツアー全公演を通して120,000人を動員し、チケットは即完売。初の全国ツアーにして初のアリーナツアー、さらには日本武道館公演。そんなINIにとって初めて尽くしの公演をレポートする。
本公演は、Billboard総合アルバム・チャート“HOT Albums”やオリコンウィークリーアルバムランキングなどの各種音楽チャートで初登場1位を獲得し7冠を達成した、1ST ALBUM『Awakening』の収録曲を中心に構成。アルバムのタイトル曲「SPECTRA」はもちろん、デビュー曲「Rocketeer」やストリーミング累計再生回数1億回突破の「CALL 119」などヒット曲を含む全22曲を披露し、日本武道館に集まったMINI(ファンの呼称)を沸かせた。
今回レポートする日本武道館公演は、INIにとって2023年初のライブ。気合十分のINIは、デビュー曲「Rocketeer」からタイトル通りのロケットスタートを切り、「Cardio」「BOMBARDA」とダンスナンバーが続き、一糸乱れぬパフォーマンスを披露。これには、メンバーもMINIも冒頭からボルテージは最高潮に。ダンスナンバーが終わった後のトークでは、新年一発目のライブということで「あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!」と会場に集まったMINIに新年のご挨拶。年男の藤牧京介は「今年はMINIの皆さんにもっとたくさん会えるようにしたいです!」と2023年の抱負を語る。挨拶の流れで佐野雄大が”僕たちの大切な曲を、成長した僕たちでお届けします”と紹介した「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」の課題曲「RUNWAY」と「ONE」をINIバージョンで披露。デビューメンバーでの構成となり、オーディション時からダンス・ボーカル・ラップ全て各段に成長した姿で会場を魅了した。
VTR明けに登場したINIは、先ほどの黒衣装から変わり白を基調とした衣装をまとい、アルバム収録曲「Do What You Like」、そして木村柾哉・西洸人が振り付けを担当した「KILLING PART」を特別にホリデーバージョンで披露。ライブ中盤には、木村柾哉・後藤威尊・松田迅によるダンスユニット「DANCE #1」、池﨑理人・田島将吾・西洸人によるラップユニット「How are you」、尾崎匠海・佐野雄大・許豊凡・髙塚大夢・藤牧京介のボーカルユニットによる「Mirror」を初披露。さらに、追加公演だけのスペシャルとしてアルバム『Awakening』収録曲から「Runaway」をハンドマイクで歌唱。メンバーのバックモニターには、INI公式HPで募集した“MINIによる”愛を伝えるメッセージが映し出された。本楽曲は、メンバーの田島将吾が作詞に参加。「僕たちの等身大を表せるように詞を考えたので、こうしてライブで披露することができて嬉しいです」とコメントした。
ライブも終盤に差し掛かり、これまでのタイトル曲「Password」や「CALL 119」、「Shooting Star」、「Dramatic」など息つく暇もないパフォーマンスを披露。「Password」では、11人が1列になってリフターで登場。圧巻の登場に会場全員が圧倒されました。大ヒットアルバム『Awakening』のタイトル曲「SPECTRA」で本編が終了。
アンコールを求めるMINIの大きな拍手に応え流れた映像は、これまでリリースしたタイトル曲の最新曲「SPECTRA」からデビュー曲「Rocketeer」までを振り返るもの。最後に現れた文字は「Let Me Fly」。この楽曲は彼らが選ばれた「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」のテーマ曲でオーディションの最終回にも披露した楽曲をこのツアーのために構成を変えたINIバージョンで披露。そんなファンにとって”エモい”楽曲が終わり、最後の挨拶ではリーダーの木村は涙を浮かべながら「こうしてステージに立てるのもMINIの皆さんのおかげです。ありがとうございます。これから老若男女問わず愛されるようなグループになれるように頑張りますのでよろしくお願いします」と感謝を伝え、年男の髙塚は「”大夢”だけに大きな夢をみている気分でした。オーディションに応募した時に自分がこのようなステージに立つとも思ってなくて、僕がここに立っているのはいま僕を応援してくれているMINIの皆さんのおかげです」と伝えた。最年長の西は涙を浮かべながら「ほかのメンバーが言ってくれたように感謝してもしきれません。僕たちは本気で世界に行きたいです。MINIの皆さんを含めたINIチームで世界を目指したいと思います!」と感謝の気持ちと今後の意気込みを語った。
公演の最後「We Are」では撮影OKタイムがあり、最後の最後までMINIを楽しませ歴史のある日本武道館の地で初アリーナツアーの幕を下ろした。
1月9日(月)は成人の日。INIメンバーの中で20歳を迎えた松田迅を、公演終わりにメンバー全員でサプライズ祝福した。メンバーを代表して池﨑理人から松田のメンバーカラーである赤いバラが11本詰まった花束が渡された。松田は「これからもめちゃくちゃかっこいい自分でありたいと思います!」と20歳の意気込みを語った。さらに、昨年お祝いできなかった池﨑も一年越しのお祝いを。メンバーを代表して西洸人から池﨑のメンバーカラーである青いバラ11本が送られた。この模様は、INI Official Twitterでも映像が公開されている。