(初出:24/09/23)
昨年12月から今年3月までおこなったライブツアー『Mrs. GREEN APPLE 2023-2024 FC TOUR “The White Lounge”』を映画化した『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA』が大ヒット中の、Mrs. GREEN APPLE(以下、ミセス)。
昨年12月から今年3月まで行われたこのライブツアーは、『ケセラセラ』『ダンスホール』といった大ヒットナンバーのほか、全演奏曲がアレンジし直され、9つの物語とともに展開される、ミセス初の音楽劇。
それを映画化した本作は、全国106館で公開、9月13日(金)の初日だけで7万5,000人強を動員し、興収約2.65億円を記録した。
また、翌9月14日(土)、15日(日)の週末の2日間で動員約6万5,000人、興収約2.3億円を突破して、週末の3日間で興収約4億9,400万円、動員14万人強となり、それにより、全国週末興行収入ランキング(9月13日~15日興行通信社)で興行収入第1位でトップにランクイン。さらに、9月16日(月・祝)を合わせた4日間では、観客動員数約17万人、興行収入は6億円を突破し、三連休の映画館を大いに賑わせた。
この快進撃を祝い、9月22日(日)、東京・丸の内ピカデリー1に、ミセスのメンバー、大森元貴(Vo./Gt.)、若井滉斗(Gt.)、藤澤涼架(Key.)が登壇、大ヒット中の本作を記念して舞台挨拶を行った。
イベントの模様は北海道から沖縄まで、全国劇場でライブビューイングの生配信をされ、満員の観客の方々、全国の劇場の皆さんに向けて、3人が本作の舞台裏や現在の想いをたっぷり語った。
《イベントレポート》
9月13日(金曜)に公開され、週末の3日間で興収約4億9,400万円、動員14万人強となり、アンコール舞台挨拶あらため、大ヒット御礼舞台挨拶となったこの日。
「ケセラセラ」の音楽が流れる中、丸の内ピカデリーのスクリーンの前に立ったのは、Mrs. GREEN APPLEの大森元貴、若井滉斗、藤澤涼架。
大森は「皆さん、こんにちは! 元気にしてますか?」と笑顔で挨拶。若井は「短い時間ですが楽しい時間を過ごせたらと思います」、藤澤も「(映画を)見終わった後ということで、内容も踏まえたトークができたら!」と続き、いつもの仲の良い雰囲気を醸し出していた。
始まったクロストークではMC・大抜卓人から、本作で「一番大変だったところは?」と聞かれ、大森が「全部です!」としながらも、「『ツキマシテハ』という楽曲がありまして。息を震わせて歌う曲なのですが、そこから『Coffee』という曲に入るのが大変でした」と、曲を歌う上で感情をシフトチェンジするのに苦労したと。
一方、藤澤は「僕と若井は演奏しているシーンが多いのですが、演奏だけでなく、ストーリーのいちキャストという認識でしたので、大変だったのはスイッチの切り替えです」と話すと、大森が「りょうちゃんがあんなに大きい声を出すところ見たことなかった!」と藤澤のお芝居を話題に。
大森は芝居の一場面をピックアップして「若井があんな悪い男だったなんて!」と劇中での一面を暴露。それに若井が「ありがとうございます!」と名演を褒められて応じるなど、本作ならではの追加撮影の裏側を次々と明かしていた。
また、この日は『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA』のオリジナル・サウンドトラックの配信リリースのサプライズ発表も。しかも9月23日(月)、つまりこの日の24時から配信スタートとのことで、会場のファンの方々は歓喜した。
これに大森は「曲の“追体験”をするということが、 『The White Lounge』のテーマ」と語り、「例えば、『ダンスホール』という曲は晴れやかでポップなんですけど、切ない部分も持っていて、そこを膨らませてリアレンジしていきました」とサントラの「聴きどころ」をコメント。若井さんも「もちろん、アレンジが違うのはありますが、タッチを変えるなどして、曲によってはジャジーな感じにしていきました」と曲それぞれの奥行きを出したと語る一幕も。物語と曲をマッチさせる工夫が細部まであるサントラであることをアピールした。
ここからは映画の公式SNSで募集したファンからの質問に、メンバーが答えていくコーナーへ。
「長ゼリフの感想はどうでしたか」という劇中の藤澤への問いかけに、「いざ、本番になったら、自分が支配人のモードになります!」と真っ直ぐ回答。「素敵でした!」と大森がコメントすれば、「いい意味でりょうちゃんらしくない!」と笑う若井。彼らのほんわかしたやりとりに、会場はすっかり癒されていた。
そこから大ヒットのお祝いとして、くす玉が舞台上に登場。「映画のやつじゃん!」と興奮気味の大森。「せーの!」の掛け声で3人が、ヒモを引くと、「御礼!! No.1大ヒット」の文字が。
MCから、興行収入10億目前の大ヒットだと伝えられると、大森は「信じられないですね! ストーリーのある表現を交えたライブツアーを映画にして……という異色の作品ですから、どう受け止めてもらえるか、ドキドキしていたので光栄です!」と胸の内を明かすと、若井は「愛していただき、嬉しいです!」、藤澤も「僕らは自分たちがワクワクできるものを作っているので、それが皆さんにも届いているのが嬉しいですね」と異口同音にコメント、会場からは拍手のエールが響いた。
さらに音楽劇としてのライブツアーやその映画の上映、先日にはファッションブランド・Tommy Hilfigerのジャパンアンバサダーに就任するなど、「フェーズ2」以降、これまで以上に活躍するフィールドを広げ、常に挑戦を続けてきた彼ら。
今後の展望は気になってしまうところだが、それに対し大森は、「僕ら自身は楽しむことが大事という想いでやってきました。逆にそうではないことをやらないという信念でやっています!」と力説。その未来がますます楽しみになった。
最後は会場の観客の方々、ライブビューイングを通して、全国の観客の方々にメッセージ。藤澤が「お越し頂き、ありがとうございます!何度も楽しんで頂けたらと思います」と話せば、若井も「僕たちも大好きな作品で、細かいところまで楽しんでほしいです」と、観れば観るほどハマってしまう本作の魅力を伝えた。大森は「100人観たら、100人が違う受け取り方をする作品です。余白がある作品でもありまして、いろんな想いを持ち寄ってもらい、多くの方にこうして愛して頂いて嬉しいです」と、ここまでの道のり、ツアー時の想いを噛みしめるようにメッセージを告げた。
最後は、『Mrs. GREEN APPLE 2023-2024 FC TOUR “The White Lounge”』同様に白い衣裳をまとった観客の方々とともにフォトセッション。映画鑑賞後ということもあり、興奮冷めやらぬ観客の皆は、3人の姿を目の前に、興奮と喜びの入り混じった様子となり、イベントは終了した。
異例中の異例の音楽劇となったライブツアー、その映画の大ヒット、そして来月からは、世界最大級の音楽特化型アリーナである、Kアリーナ横浜にて『Mrs. GREEN APPLE on “Harmony”』を全10公演で開催し、約20万人の動員を見込んでいる、Mrs. GREEN APPLE。
この日の舞台挨拶では、仲睦まじさだけでなく、その奥にある3人の絆、そしてまだまだ多くの方にこの新たなエンタメ作品『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA』を堪能してほしい…そんな3人の強い想いが伝わった、大ヒット記念舞台挨拶となった。
■作品情報:
「Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA」
※読み:ミセス グリーン アップル ザ ホワイト ラウンジ イン シネマ
Opening Day:2024年9月13日(金)
Theaters:丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
Starring:Mrs. GREEN APPLE (大森元貴、若井滉斗、藤澤涼架)
Planner and General Producer:大森元貴
Director:井上和行
General Director:ウォーリー木下
General Creative Director:大田高彰
(c)2024“Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA” Film Partners
▽Official Website:
https://thewhitelounge-movie.jp/
■オリジナル・サウンドトラックリリース:
『The White Lounge in CINEMA – Original Soundtrack -』
2024年9月23日(月)配信開始
▽配信
https://lnk.to/mga_TWLiC
<収録>
- The White Lounge
- Folktale(The White Lounge Version)
- 君を知らない(The White Lounge Version)
- ダンスホール(The White Lounge Version)
- ツキマシテハ(The White Lounge Version)
- Coffee(The White Lounge Version)
- ニュー・マイ・ノーマル(The White Lounge Version)
- PARTY(The White Lounge Version)
- 春愁(The White Lounge Version)
- Just a Friend(The White Lounge Version)
- Attitude(The White Lounge Version)
- Feeling(The White Lounge Version)
- ケセラセラ(The White Lounge Version)
- Soranji(The White Lounge Version)
- The White Lounge -reprise-
- フロリジナル(The White Lounge Version)