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【ライブ】FANTASTICS LIVE TOUR 2025 ツアー完走! FANTASTICSとFANTAROで次の夢へ

photo by 木下マリ

(初出:26/01/01)

“FANTASTICSとFANTAROで次の夢へ小さな羽ばたきはひまわりの道へ繋がる”

2025年12月21日(日)、『FANTASTICS LIVE TOUR 2025 “BUTTERFLY EFFECT” -FLY WITH YOU-』のファイナル公演が静岡のエコパアリーナで開催された。本ツアーは、9月6日(土)サンドーム福井からスタートし、全国8都市18公演で構成された大規模なツアーとなった。本ツアーのテーマは、その名の通り<小さな蝶の羽ばたきが、思いもよらない場所で大きな嵐を引き起こす>であり、演出の中には、メンバーのifストーリーも組み込まれ、ライブ全体を通じて1つの壮大なファンタジーを観ているような気持ちにさせられる内容になっていた。

開演時刻に合わせて、「一緒にファイナル公演、最高のライブを作りましょう!」という影アナから暗転、幻想的なSEと共に、ステージ上の大型LEDモニターには色とりどりの蝶が舞う映像が流れ、次第にFANTASTICSのメンバーが1名ずつ映し出された。そこに会場中から大歓声が上がる。これから始まるステージへの期待感がヒシヒシと伝わってきた。気づけばステージにはパステルカラーに彩られたスーツに身を包んだ8人が登場。本ツアーテーマ曲「BFX」からライブがスタートした。FANTAROがステージに差し出すペンライトが、楽曲に合わせてブルーやパープルの色へと変わり、エコパアリーナに蝶が舞っているような光景が広がっていった。

ギターの音色と共に、八木勇征と中島颯太がコール&レスポンスを誘い、中島颯太の「Make some noise!」の掛け声と共に「SPLASH」へ。メンバーの前には炎の特効が上がり、フロアもますますヒートアップしていった。曲間では「ツアーファイナルだぞ! いけるか、静岡!」とガンガンあおる八木勇征。バックで踊るパフォーマーたちの動きもキレッキレ。やはりファイナル公演ということもあって、FANTASTICSの気合いも十二分。冒頭からいつも以上にパッション溢れるアクトだと感じられた。3曲目の「TOP OF THE GAME」では、花道を通ってフロアの中に設けられたサブステージに進むメンバーたち。パフォーマーたち1人1人が交互にダンスを繰り出し、大歓声を巻き起こした。

photo by 木下マリ

興奮と熱気で会場がどよめく中、中島颯太から「まずは1人1人の声を届けていきたいと思います!」という宣言から、メンバー全員が各々にフロアを煽り一瞬の隙も与えない。例えば、堀夏喜は「お茶! ウナギ! 富士サファリパーク!」といった静岡の名産品コール&レスポンスを誘って笑顔を生み出していた。

勢いはそのままに、跳ねるリズムが心地よい人気曲「Got Boost?」で会場の一体感を高めたかと思えば、ポップで軽快なメロディに乗れる「Yellow Yellow」では、カメラ目掛けてパフォーマーが次々に躍り出て、わちゃわちゃしながら笑い合い、その楽しげな雰囲気に癒されてしまう。「ポケット」では、ゲームを彷彿させるピクセルアートアニメーションがLEDビジョンに流れ、楽曲に合わせてエコパアリーナ全体でシンガロング。「Twilight Glitter」では、パーフォーマーがメインステージを所狭しとダンスし、それに合わせてフロア全体が揺れていた。

完全に温まってきた会場に向けて、「前半からすごくないですか?」「このツアー、楽しいか? (歓声に対して)俺も楽しい!」「最高!」「温かいですね~」と、八木勇征、中島颯太の2人が楽しげにフロアへ語りかける。そこから、改めてツアータイトルの『BUTTERFLY EFFECT』の意味が中島颯太から話された。色々な選択の上に今が成り立っていることを踏まえた上で、FANTASTICSがコロナ禍でアリーナツアーができなくて悔しい思いをしたことを語り、それでも「今この瞬間は同じ音楽で楽しめるということを感じてほしいという思いでツアーを回ってきました」とFANTAROへの思いを伝えた。

八木勇征は、今、思ったことを話せれば、という前置きから、ボーカルオーディション時の合宿審査時に言われたことを噛み締めながら「この1年間、特にツアーではFANTAROの人たちに思いを届けることだけを考えながら歌ってきた」と、自身の気持ちを告げ、「皆さんが輝かしい未来へ突き進んでいく中で、辛いことやくじけそうなことがあった時は、少しでも元気づけられたらと思ってやっています」と感謝の思いを述べ、「いつも隣で」へと繋げた。そのままサブステージに進んで、中島颯太がクワトロ主演を務める映画『ロマンティック・キラー 』のテーマソングでもある「ずっとずっと」を歌い上げた。

その後、会場が暗転し、LEDビジョンに映像が映し出される。ここからは『BUTTERFLY EFFECT』ならではの演出に突入。もし、今とは違う人生があったのならば、というコンセプトのもと、FANTASTICSメンバーがそれぞれ違う人生を歩んでいたとしたら? という、<もしもの物語>が楽曲に合わせて届けられた。このコーナーでは、メンバーの意外な一面や、FANTASTICSとは異なる魅力が伝わってくるコーナーで、シリアスなシーンもあれば笑いもあり、FANTASTICSでしか表現することのできないエンターテイメント性高い時間となった。例えば、瀬口黎弥はサッカー選手に扮して「サンタモニカ・ロリポップ」を届けたり、「Drive Me Crazy」では、人の役に立ちたいロボットと化した世界がロボットダンスを決めたり。ステージセットをガラリと変えて、「Peppermint Yum」に合わせて、澤本夏輝がラーメン屋=PEPA麺で修行するストーリーを描いたシーンでは、ラーメン丼にも“PEPA麺”のロゴが入っていて、その芸の細かさに会場のあちこちから笑い声がもれていた。「SUPER DUPER DISCO」では、中島颯太がギターを構えて見事なカッティングを披露するなど見どころ満載! そしてキーボードを前にした八木勇征にスポットライトが当たり「魔法みたいな日々」が歌われ、その歌声に会場が身を委ねていた。

photo by 木下マリ

そんな楽しいifストーリーの後、FANTASTICSに帰結することが映像で流され、衣装チェンジしたメンバーがサブステージに姿を現す。そして、メインステージにいるボーカル2人のもとへ歩み寄り、ライブ本編へカムバック。そして、「俺たちFANTASTICSとFANTAROの夢と旅はまだまだ始まったばかりです! 行こうぜ、ドーム!」と八木勇征が気合いを入れて宣言するように叫んで「OVER DRIVE」へ雪崩れ込んだ。ここからはラストスパートと言わんばかりの勢いで「SYNERGY」に続いた。

曲の終盤では世界がMPCを演奏して会場を沸かせ、「Play Back」では、再び中島颯太がギターを演奏し、<Play Back! BUTTERFLY EFFECT!>とコール&レスポンスし、歓声飛び交う中で「FUNKTASTIC!」でダンスタイム。すっかり一体となった会場には幸せな空気が流れ、休む間もなく楽曲とパフォーマンスが届けライブ終盤へと進んでいった。

タオルを回しながら楽しんだ「CANNONBALL」では、パフォーマーが次々にフロアへ降りて、今回のツアーポスターをFANTAROにプレゼント! これには会場中から割れんばかりの歓声が上がっていた。プレゼントタイム後は、全員がその場に座ってからのジャンプで大はしゃぎ! 最高のパーティタイムを迎え「M.V.P.」では、隅々まで笑顔でいっぱいの空間が生まれていた。

再びFANTAROへの感謝を述べる中島颯太。そして、「みなさんにも、みなさんのことをヒーローだと思っている人はたくさんいるんじゃないかと思います」と、誰もがヒーローになって夢を叶えていくんだといった話を自らに重ねて話した。最後の曲は、そんな一節<みんな誰かのヒーローなんだ>というリリックが込められた「Candy Blaze」で、ライブ本編が終了した。

アンコールはパフォーマーによるショウケースからスタート。キレッキレのダンスに酔いしれた後、「今もってるもの、全部出し切っていこうぜ」という八木勇征のMCからアップテンポなロックチューン「Shake it off 」へ。メンバー全員で統一された白を基調とした衣装が映える楽曲だ。その後、モニターに映し出されたのは『FANTASTICS LIVE TOUR 2026 “SUNFLOWER”』 の開催とスケジュール! フロアからは待ってました! と言わんばかりの大歓声があがった。2026年というパーフェクトイヤーをFANTASTICSとしてしっかり決める。だから絶対来てほしい、メンバーは各々思いを口にし、それに対してFANTAROは大きな歓声で期待を伝える形となった。

そして、『FANTASTICS LIVE TOUR 2025 “BUTTERFLY EFFECT” -FLY WITH YOU-』ファイナル公演の最終曲はやはりこの曲、「BUTTERFLY EFFECT」。<そのチョイスがヒストリーになる>という言葉に沿って、今回のツアーは、ひまわりの道となる来年のツアーに繋がっていく。そこでは、ネクストステージに進んだFANTASTICSのが見れることだろう。

photo by 木下マリ

文:田島諒
写真:木下マリ

音楽体験 ※記事|提供:ジェイタメ

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