
(初出:25/05/03)
4月25日より大ヒット公開中の映画「パリピ孔明 THE MOVIE」にちなみ、渋谷・wwwにて、~映画『パリピ孔明 THE MOVIE』公開記念~”again and again”リリース記念パーティー”と題した詩羽と崎山蒼志のツーマンライブが行われた。
「again and again」は、映画「パリピ孔明 THE MOVIE」で詩羽演じる“shin”が披露している新曲で、崎山蒼志が作詞・作曲を担当している。
まずパフォーマンスを行ったのは、崎山蒼志。「ソフト」で幕開けし、アコースティックギターを激しくかきならし一気に観客を魅了。

「詩羽さんとライブ一緒にできてうれしいです。楽しんでください」と一言あいさつし、バンドとともに「塔と海」「覚えていたのに」「I Don‘t Wanna Dance In This Squall」と続ける。
MCでは映画「パリピ孔明 THE MOVIE」の話題にも触れ、「詩羽さん演じるshinが歌う“again and again”という楽曲を制作させていただき、また、僕自身もカメオ出演もさせていただいたので楽しかったです」と、素直な感謝を伝えた。
バンドメンバーを紹介後、「燈」で熱がこもったパフォーマンス。「違和感の向こうで」のイントロが始まるとともに、詩羽が登場。
驚きの歓声のなか、楽曲冒頭部分の朗読で詩羽が参加。今回、2人での楽曲披露は初となる。

終盤、「プレデター」「Samidare」では怒涛のギターリフがさく裂し、観客のテンションは最高潮へ。
「是非映画も観てください!」と最後にもう一言笑顔で伝えたあと、「あと2曲で終わりです」と惜しみながらラストスパートへ。
「国」ではギターとイノセントな歌声の圧倒的な表現力でフロア全体を釘づけにし、新曲の「eden pt.2」まで全10曲を披露。

次に登場したのは詩羽。
「人間LOVER」のノリノリのスカ・チューンでたちまち詩羽の世界がひろがっていく。
つづく「ギャルヒーロー」でバンドサウンド全開になり会場のボルテージは一気にあがる。

MCで、「こんばんは。詩羽です。wwwで初めてのライブで、水カンでもしたことないので、客席と近くて緊張します。崎山くんとは普通にフレンズなのですが、こうやってツーマンライブで一緒にライブできるのが嬉しいです。皆さん自由に楽しんでください」と話した後、続く「トワイライト逃避行」では、観客の手が自然に上がり、「bonsai feat.CENT」ではビート感のあるバンドサウンドにラップを乗せ、ハンズアップでフロア全体が一体となる。

4月23日リリースされた「again and again」について、「崎山蒼志くんが、作詞・作曲・プロデュースで作ってくださって、初めて友達に曲を作ってもらって、詩羽じゃなくShinとして歌いました。大好きで、大事な曲になりました」と紹介。観客とのコール&レスポンスでシンガロングの渦が満員のフロアに広がる。
後半では、ハードなドラムがとどろく「メリーゴーランド」、エッジのきいた「teenager」「あとがき」と駆け抜け、詩羽ソロとしての表現の幅をみせつけた。

「最後まで最高に楽しんでいってください!」と伝えたあと、ラストは「MY BODY IS CUTE」で音楽を全身全霊で楽しみ、ポジティブオーラ全開で締めた。
アンコールが鳴りやまぬ中、詩羽が再登場。
「これまで一度もアンコールやったことない」といいつつ、崎山蒼志を呼び込み2人でトーク。
「めちゃくちゃ楽しかったし、お互いのライブを見ることがなかったのでかっこよかった!」「本当に素晴らしいです!」とお互いを褒め合う場面も。
”一緒に飲みに行ってもこんな感じ。タイプは違うし、歩くペースも違う気がするけどこうやって一緒にできてとても楽しい”と、お互いの仲の良さが伝わるエピソードも飛び出した。
アンコールでは「again and again」のアコースティックバージョンを詩羽と崎山蒼志で披露。“shin”の力強い「again and again」とはまた違ったアレンジで2人の歌声が絡み合った。

同世代で共鳴し合うアーティストの濃密な時間が流れ、観客もそれに酔いしれた、一夜限りの飛び切りのセッションとなった。

Photo by 横山マサト
■「~映画『パリピ孔明 THE MOVIE』公開記念~”again and again”リリース記念パーティー”」(2025年5月1日 渋谷www)
☆セットリスト
・崎山蒼志
- ソフト
- 塔と海
- 覚えていたのに
- I Don‘t Wanna Dance In This Squall
- 燈
- 違和感の向こうで feat.詩羽
- プレデター
- Samidare
- 国
- eden pt.2
・詩羽
- 人間LOVER
- ギャルヒーロー
- トワイライト逃避行
- bonsai feat.CENT
- again and again
- メリーゴーランド
- teenager
- あとがき
- MY BODY IS CUTE
ENCORE - again and again(弾き語りver.) with 崎山蒼志
☆映画『パリピ孔明 THE MOVIE』
「ヤングマガジン」連載中、累計発行部数240万部突破のメガヒットを続ける大人気漫画「パリピ孔明」(講談社)。2023年秋ドラマで実写化されるやキャラクターの濃さや本格的な楽曲とライブシーンが話題を呼び、最終話ではSNSトレンド1位を獲得するなど大きな反響を得た本作がスケールアップしてスクリーンに帰ってくる。
物語の舞台は、日本を代表する3大音楽レーベルが頂点を競う、史上最大の音楽バトルフェス。
総勢50名以上のミュージシャン&ダンサーが大集結し、6000人以上の観客を動員した本格的なライブシーンは、本作一番の見どころとなっている。
ドラマで数々の華麗な計略を見せた孔明(向井理)、透明感ある歌声を披露したシンガー英子(上白石萌歌)をはじめ、三国志愛溢れるBBラウンジのオーナー小林(森山未來)、孔明の主君・劉備(ディーン・フジオカ)等、レギュラーキャストが再集結。
そして新たな最強の敵として、司馬潤(神尾楓珠)と妹でシンガーのshin(詩羽)が登場する。さらに多彩なアーティストも多数、参加!
1秒たりとも見逃せない圧巻の映像と、18曲に及ぶ珠玉の音楽により、この春、映画館がフェス会場となる──!
■詩羽 プロフィール:
2001年8月9日生まれ、東京都出身。2021年9月、水曜日のカンパネラの2代目・主演&歌唱担当として加入。
22年リリースの「エジソン」がSNSで話題となりMVがYoutubeで6,200万再生を突破。
2024年3月16日、水曜日のカンパネラ詩羽として初の武道館公演を成功させる。前日の3月15日には自身初となるフォトエッセイ『POEM』で今の自分につながる過去を綴った書籍を発売。
2024年7月にはソロとしてバンド活動をスタート。自身で作詞・作曲を行った1stアルバム「うたうように、ほがらかに」をリリース。12月にはCENTさんとのコラボ曲、「bonsai feat.CENT」をリリース。
また、音楽活動だけではなく、アーティスト、女優、モデルなどマルチな表現方法で自己表現を行う。2023年7月、詩羽初映画出演となる『アイスクリームフィーバー』が公開、同年、日本テレビ系7月期ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』でも生徒役で初のドラマ出演を果たし女優としての活動も広げている。
■崎山蒼志 プロフィール:
2002年生まれ静岡県浜松市出身のシンガー・ソングライター。
2018年5月インターネット番組の出演をきっかけに注目を集め、翌年の夏には高校生にして大型フェスに多数出演。その後、TVアニメ「僕のヒーローアカデミア」第5期 第2クールエンディングテーマ「嘘じゃない」、TVアニメ『呪術廻戦』「懐玉・玉折」のエンディングテーマ「燈」など数々の話題作をリリース。なお、「燈」のストリーミング総再生数は1億回を突破した。