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「ふるさと納税」あるある9(よく見よう、返礼品の注意事項)

”体験”つながりということで、”体験型”「ふるさと納税」を特集している「体験募集.com」がお届けする、「ふるさと納税」最新情報、第9回です。

よく見よう、返礼品の注意事項

2021年年末、多くのテレビ番組で流れていたので、見かけた人も多いのではないでしょうか。
「ふるさと納税」ポータルサイトのCM。

その内容は、「ふるさと納税で〇〇をもらった」、「もらおう」というものばかりで、これだけ見ていると錯覚しがちですが、「ふるさと納税」は”通販”ではありません。

「ふるさと納税」の所轄官庁である総務省のホームページにも、はっきりと記載されています。

「納税」という言葉がついているふるさと納税。
実際には、都道府県、市区町村への「寄附」です。

出典:総務省 「ふるさと納税ポータルサイト」 https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/about/

返礼品の上限金額は、寄付額の3割以下と定められていることからも、そのことは明らかです。

1万円払って3千円の商品しか送ってこないECサイトがあったら、あっという間に炎上し、消費者庁のHPに苦情が殺到することでしょう。

ところが「ふるさと納税」の場合、1万円の寄付で3千円以上の返礼品を届けると、トラブルになるのです。

2021年12月、つぎのような報道がありました。

ふるさと納税の寄付額で例年全国上位に入る都農町が、返礼品として寄付額の約60~85%に相当する経費をかけて牛肉を準備していたことが9日、複数の関係者への取材で分かった。国が定める「返礼割合30%以下」の基準に違反する可能性があり、対象の3万数千件のうち、1万数千件は寄付者に送付済みとみられる。

出典:宮崎日日新聞 21/12/11 「ふるさと納税、返礼率基準大幅超過か 注文パンクで都農町」 https://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_58575.html

原因は、返礼品に選んだ、国産牛仕入れ価格の高騰。

コロナ禍の影響で物流が滞り、北米産じゃがいもが不足したことから、マクドナルドポテトのMサイズ、Lサイズが今月(2022年1月)販売休止したことは、記憶に新しいかと思います。

しかし、コロナ禍の影響を受けたのは、ポテトだけではありません。
人員不足から生産量が減った、輸入牛肉の価格も高騰していたのです。

牛肉の輸入価格は今春から上がり始めた。独立行政法人・農畜産業振興機構(東京)によると、輸入牛肉の冷凍(ショートプレート=ばら肉)は2016年度には584円(1キロ)だったが、今年9月には1093円(同)まで上がった。この影響で牛丼チェーン「吉野家」は、10月下旬に牛丼の値段を上げている。

出典:沖縄タイムス 21/11/10 「輸入肉に異変 5年前1キロ584円→今年1093円 牛丼店は値上げ 焼き肉店は国産PR」 https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/860950

そして、輸入牛肉の価格高騰につられ、国産牛の価格も急上昇しました。

そのため、上記自治体・都農町の、1万円の寄付に対する返礼品=宮崎牛1.5キロの仕入れ価格は、 寄付額の3割(3千円)を軽くオーバーしてしまったのです。

自治体としては、寄付してくれた皆さんの期待に応えようとがんばったのでしょうが、規定違反となってしまいました。

良心的でも”処分”される、自治体

ある意味、良心的な対応をした都農町ですが、違反は違反。
処分は免れませんでした。

都農町が、ふるさと納税で国の基準を大幅に超える経費で返礼品の牛肉を調達していた問題を受け、総務省は、都農町に対するふるさと納税の対象団体の指定を取り消すことを発表しました。
都農町は、ふるさと納税の返礼品としていた「宮崎牛」の調達をめぐって、去年、取り扱い業者が大量の受注に対応できなくなったため、町が、別の業者に依頼して商品を調達。
その際、追加経費が発生し、「返礼品は寄付額の3割以下」とする総務省の規定を大幅に上回るおよそ6割から8割の経費をかけて、およそ1万8000件を発送していました。

出典:MRTニュース(宮崎放送) 22/01/14 「都農町 ふるさと納税の指定取り消し 総務省が発表 今月18日付け・宮崎県」 https://mrt.jp/localnews/?newsid=202201144828

通販会社であれば、損を覚悟で、注文された商品を発送すれば賞賛されたでしょうが、「ふるさと納税」はその逆。

誠実な対応が、あだとなった形です。

「ふるさと納税」は”通販”ではありません

「ふるさと納税」の本質は、”寄付”であって、自治体が用意している返礼品は、販売している”商品”ではなく、”お礼”です。

不測の事態により、返礼品の入手が困難になった場合、上記自治体のように、なにがなんでも約束通りの ”お礼” を届けようとする自治体は、普通ありません。

返礼品が品切れの場合、代替品が送られてくることが多いのです。

また、体験型の返礼品の場合、送られてきたチケットを紛失しても再発行せず、チケットを利用しなかったからといって、”返金” してくれることもありません。

それぞれの地方の魅力を代表する返礼品ですが、選ぶ際には、必ず、”注意事項”をよく読んでから、ご利用されることをお勧めいたします…

※ふるさと納税”体験型”チェックポイント=

1=有効期限:
・有効期限が決められたチケット(体験チケット)が多い
・有効期限はチケットが発行されてから半年~1年程度が多い
・祭りやイベント開催時など特定日や、夏期冬季など特定のシーズンしか使えないチケットは、指定期間内のみ利用可能で、それ以外の日程での利用や翌年以降の振替はほぼできない
・有効期限が過ぎたチケットは、ほぼ無効となる

2=繁忙期対応:
・年末年始、GW、夏期など、繁忙期には利用できない体験チケットもある

3=紛失対応:
・チケットを紛失した場合、再発行されないケースがほとんどである
・体験当日チケット持参を忘れた場合は、正規料金が必要になるケースがほとんどである

4=中止対応:
・様々な事情(利用者都合、主宰都合)で体験が中止となる場合、その後の対応はイベントによって異なる
・振替対応するものもあるが、対応しないものもある
・振替対応してくれる場合でも、振替によって発生する旅費交通費など費用については、自己負担となるケースがほとんどである

5=内容追加:
・体験希望人数、時間、オプションなどについて、追加対応可能な体験とできない体験がある

6=返金・譲渡・換金:
・利用しないチケット、期限を過ぎたチケット、また、体験人数・回数が限定されていて希望の体験ができない場合も、返金対応はしない
・第三者へのチケットの譲渡、換金などは認められていないケースがほとんどである



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※2022/01/16公開
※コラム第1回第2回番外編第3回第4回第5回第6回第7回第8回

※「ふるさと納税」特集
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ふるさと納税」参考記事内容
総務省「ふるさと納税ポータルサイト」
体験募集.com特集ふるさと納税【体験型】
体験募集.com記事ふるさと納税【検索上位リスト:2020年度~】
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